2021年は、新型コロナに翻弄された1年でしたよね。
もしかしたら、政治のいい加減さに翻弄された1年だったという方が正しいのかもしれませんけど。
なんにせよ、秋以降の急激な収束まで、みんな外出を控えておとなしく過ごしたんですよね。
そんな生活習慣が変わった中で、読書に当てられる時間が増えたという人も多いはずなんですけど、実際のところはどうなんでしょう?
今回は、ぼく自身の1年の読書を振り返りながら、2021年という特殊な年を簡単に記録しておこうと思います。
2021年はどんな年だった?
冒頭で述べた通り、2021年は新型コロナ、とくにデルタ株に翻弄された1年でしたね。
ワクチン接種が急激に進んだことも一因で、秋には世界的に見ても珍しいほど収束しました。
そのほかに印象に残る出来事は、
・2020東京オリンピックが開催
・河村名古屋市長、金メダルをかじり大炎上
・大谷選手、二刀流で大活躍
・衆院選
・首相交代、岸田内閣発足
・地下鉄などでテロまがいの事件が連続する
・田中邦衛さん、田村正和さんなどの名優の訃報
などなど、いろいろないいこと、悪いことが起きた1年でした。
流行を見ると、鬼滅の刃・無限列車編とシン・エヴァンゲリオン劇場版が公開され大ヒットしました。
ヒット商品は、マリトッツォやオートミールが売れたんでしょう?
どっちも食べたことないけどね。
台湾のでっかい唐揚げも流行ってた気がします。
一方で、2021年の庶民の生活をトータルで考えると、コロナによって格差が開いて井蛙kつが苦しくなった人が増えたものの、政府の対策が先送りのまま年を越してしまい、悪い状況を持ち越した年という感じでしょうか。
個人的な流行は、家で昼食を取る機会が増えたことと自粛による運動不足から、蕎麦をよく食べました。
茹でた蕎麦に納豆とすりゴマ、海苔を乗せて、めんつゆをぶっかけるだけなんですけど、美味しくてハマったんですよね。
ちなみに、何かの研究で、蕎麦は低カロリーな上、めんつゆの旨味は満足感が高いので満腹中枢が刺激されやすく、普段より量が少なくても満腹になりやすいとか。
たぶん、オートミールを食べるより健康にいいと思うんですけどね。
話が脱線しました。
2021年の読書に関わる出来事
まだデータは出ていませんが、2021年の出版業会は販売金額は昨年とほぼ同じか微増傾向ではないかな。
理由は、出版科学研究所のデータ、『日本の出版販売額』を参考に見ると2020年はコロナの影響で巣ごもり生活の人が増えたため、2019年まで下がり続けていた販売金額が反転し増加したのですが、2021年もコロナの影響が続いたうえ、リモートワークが社会全体に広がり自分の時間が増えた人も増えたため、その傾向が2021年も続いたと予測しました。
ヒット作は、コミックでいうとやっぱり鬼滅の刃と呪術廻戦でしょうか?
でも、鬼滅の刃の最終巻は2020年12月4日発売だったけど、今年も特設コーナーで全巻を並べている書店があったので、よく売れたんじゃないかな?
あと、ぼくは子供がいないので知りませんでしたが、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』というシリーズがヒットしていたんですってね。
NHKでアニメ化された影響で認知されて、シリーズ累計350万部を突破したんですって。
あとは、書店の売れ筋を斜め目線で見ると、社会的な不安を追い風に怪しいビジネス関連書がたくさん発行されているなあ、という感じでした。
その傾向は、たぶん少なくとも2022年上期の間は続くでしょうね。
政府は1日も早く、庶民の生活を安定させる充実した支援策を決定してほしいですね。
2021年のぼくの読書ライフはどうだったのか?
まあ、みなさんにはどうでもいいかもしれませんが、ぼくの2021年の読書ライフはどうだったかというと、読破数が激減してしまいました。
理由は簡単。
自粛要請で外出する機会が大幅に減り、喫茶店に行く回数がめちゃくちゃ減ったからなんです。
というのも、ぼくは社会人になってから仕事帰りに喫茶店で読書をするのが習慣になっていて、自宅ではぜんぜん読まないからなんです。
もともと読書習慣のなかったぼくは、社会人になってから仕事に関係する知識を増やす目的で読書を始めたんですが、その一方で仕事モードを家に持ち込みたくなかったので、ほぼ毎日、喫茶店に寄って2時間くらい読書をして精神状態をニュートラルに戻してから帰っていたんです。
そんなぼくですから、自宅で過ごす時間が増えたとたん読書ができなくなってしまったんです。
なんか言い訳っぽいけど、実際に自宅ではほとんど読み進められないんですよね。
YouTubeとかアマゾンプライムとか気になっちゃうし。
読書をするのは好きなのに、自宅では読めない。
喫茶店で読んだ内容は、帰り道の歩いている間に頭の中でまとまって仕事や遊びのアイデアに繋がったりするのですが、仮に散歩をしても読書をしていないから何も湧いてこないわけです。
これは、自分の習慣の問題だとわかっていても、改善が難しくてなかなか辛いことでしてね。
今年読んだ本を眺めても、よほど興味のあったサブカルチャー系か、仕事上どうしても必要だった本だけでした。
よく通っていた漫画喫茶も閉店してしまい、漫画を読む量も減ってしまいました。
2022年は、読書環境を一度見直したいと思います。
そんな中でも読んだ本は?
ちなみに、今年読んで良かったと思った1冊は、デジタル・ベーシックインカムで日本は無税国家になる!です。
このブログでも書きましたが、ベーシックインカムの前提として知っておきたい経済知識が簡潔にわかりやすくまとめられているので、経済ニュースが苦手な人に読んでみてほしい1冊です。
経済のニュースが苦手な人に読んでほしい1冊~デジタル・ベーシックインカムで日本は無税国家になる! - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木
それ以外は、今年の発行ではないものばかりですが、まちづくり関連のものをいくつか読みました。
なぜ自己啓発系ビジネス書のようなタイトルに〜逆転人生の糸島ブランド戦略 - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木
サブカルチャー系も、いくつか読みました。
昭和ブームに乗ったわけではないけどが、やっぱり昭和に発行されたサブカル関連の本は面白いです。
あと、戦後の赤線、青線について書かれた本も読みましたね。
とくに、沖縄アンダーグラウンドは衝撃的でした。
沖縄が本当に好きというなら知っておきたい教科書に載らない歴史 沖縄アンダーグラウンド(文庫版) - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木
小説は、まったく読まなかったです。
漫画は、とくに今年に限ったことではないですが、キングダム、ケンガンオメガ、終末のワルキューレは読んでいました。
終わりに
2022年は、庶民の生活不安がなくなる1年になってほしいですね。
現代人にとって、読書は大切な娯楽のひとつだし、なんだかんだで現在でも良質な知識を得るには一番優れたメディアだと思います。
小説だって、生活を豊かにしてくれるだけでなく、IQを一番簡単に向上させるものと言われています。
そんな読書ライフが、だれでも不安なく楽しめる世の中になってほしいじゃないですか?
これは余談ですが、漫画は個人的にはマンガ喫茶でのんびり読みたいんですけど、最近の個室型のマンガ喫茶より、テレビゲームのテーブルが並んでいるような昭和からあるマンガ喫茶の方が好きなので、2021年はまたそういうお店が増えてほしいです。
2022年は、ぼくもあなたも最高の1冊に出会えるように、いい読書ライフを過ごせるといいですね!