ストレイバード はぐれ鳥の止まり木

瀬戸市の読書コミュニティスペース ストレイバードの日記です。主に昭和の微妙な本、珍本、奇本を中心に紹介しています。

仕事に悩んでいる人に希望が湧く1冊[しょぼい喫茶店の本]

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最近、様々なメディアでアラフォーのことを就職氷河期世代とやたらと強調したり、政府が人生再設計第一世代なんていう完全にアラフォーを失敗した世代と決めつけたような名称をつけたことににカチンときているせいか、

新しいチャレンジ、現代だからできる仕事のはじめ方

について書かれた本に目が行きがちなんですよ。

 

だって、なんだか悔しいじゃないですか?

 

高度経済成長期から高齢化を背景にした社会事情が原因でできた歪みの調整弁に使われたのに、まるでアラフォー世代が失敗ばかりしたダメ集団のように扱われているんですから。

 

現在を一生懸命に支えようと生きてきた人たちに、過去の世代たちの負債を被らせるだけでなく、今のうちから未来の負債と決めつけて管理しようとするなんて残酷すぎるんですよ。

 

だから、ぼくはリスクが極力減らせて、社会で10年以上がんばった経験がある人ならできそうな、起業というよりは生き方を見つけたいんですよ。

 

そんな気分の中で見つけた一冊が、今回紹介する本です。

 

 

 

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しょぼい喫茶店の本

著者:池田達也

発行所:株式会社百万年書房

初版発行:2019年4月17日

 

 

読んでみてもらいたい人

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しょぼい喫茶店は、どちらかというと著者と同世代の人に向けた本という印象を読んでいて感じます。

 

でも、それよりはアラフォー世代を中心に、

 

今なんとなく人生に行き詰まりを感じている人

次の展開が見えなくて悩んでいる人

 

そういう人にぜひ手にとってもらいたいんですよね。

 

本書は、著者が喫茶店を開くまでの顛末とそれまでの葛藤を自伝のようにまとめられているので、いわゆるノウハウ本より流れがつかみやすく読みやすいのでおすすめです。

 

 

 

本書が出版される前提になった本

喫茶店のカレー

 本書でも語られていますが、著者が『えもいてんちょう』と名乗って活動を始めるきっかけになった人がいます。

 

それは『えらいてんちょう』通称えらてんという人で、その人が『しょぼい起業で生きていく』という本を書いているんですね。

 

しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

 

 

しょぼい起業で生きていくでも本書の喫茶店の話が出てくるのですが、著者が喫茶店を始めるきっかけて後押しをしたのは間違いなくえらてんさんなんですね。

 

どちらの本でも、安い物件を見つけて内装などにお金をかけずに店を開くことと、その過程を詳しく書いてあります。

 

ぼくは、この部分が他の起業関連と一線を画す部分だと思うんですよ。

 

店舗経営についての本は他にも探せば存在するのかもしれませんが、現在の起業関連の本はインターネットを使って商売する方法にかたよっていますよね。

 

また、売る商品も『物』ではなく『事』を上手なマーケティングと組み合わせて売ることに偏りすぎています。

 

それが悪いわけではないんですよ?

 

ただ、ネットを使えば誰でも起業できるはずが、むしろ起業した人が波に乗りにくくしている気がするんですよね。

 

 

ちなみに、誤解しないで欲しいのですが、本書もしょぼい起業で生きていくのどちらも、『物』を売りながら実は『事』、場所で得られる経験であったり、コミュニティ的な安心感のような部分を大切にしているんですよ。

 

決して、コーヒーやランチの内容だけで勝負しているわけではない。

ということが重要です。

 

 

 

本書で理解したいポイント

うさちゃんラテ

 

しょぼい喫茶店の素晴らしいポイントはお金をかけていないところです。

 

あなたが現在、アラフォーで社会人としてある程度がんばってきたというのなら、えもてんのように人からお金をもらってお店を出すという発想を真似しなくてもいいと思います。

 

それよりも、安い物件を探しに行ったり、自分がやってみたいことを整理してください。

 

現在、探してみると店舗物件で本当に安いものが見つかると思います。

 

そういう物件を探して、自分で「まぁ、これぐらいだったら会社をやめなければ失敗しても大丈夫か」って思えるくらいの金額で挑戦する。

 

という感じで真似してほしいです。

 

 

 

ちょっとだけ、ぼくの経験を書きます

改装中の部屋

 

「実際にやってみなきゃわからないこともあるだよ。」

 というお話をしますね。

 

現在、ぼくは個人事業主としてカウンセラーをしています。

 

そして、2年前から読書が好きな人が集まれるコミュニティーを作りたくて、試行錯誤しています。

 

その中の活動の一つとして、瀬戸の古い部屋を一つ借りて場所作りをしてみたことがあります。

 

実際にやってみて、ぼくが一番しんどいと感じたことがあるんです。

 

それは、誰がいつ来るかわからないのにお店を開けてそこにい続けること

 

なかなかのストレスだったんですよ。

 

これは、ぼくが普段から1カ所にい続けるのが苦手で、カウンセリングもクライアントさんに合わせて名古屋駅のレンタルルームやカフェで行っているんですね。

 

そんなぼくが店舗を持つためには、一工夫がいることがわかったんです。

 

それって、実際に部屋を借りてやってみないとわからないことだったんです。

 

ちなみに、一箱古本市にも参加することがあるのですが、それはまた別のストレスを感じることはあるものの、1~2日であれば座っていられるんですよね。

 

この辺の良い点、悪い点をうまく整理できた時、またお店にチャレンジするつもりです。

 

もちろん、しょぼい起業法でね。

 

 

 

余談:喫茶店を経営していた先輩社員がいた話

ゲーム台とアイスコーヒー
 

思い出しました。

 

そういえば、入社したばかりのころ、先輩といっても大ベテランの社員の方でしたが、奥さんに喫茶店を経営させていた方がいました。

 

その方は、休日の予定のないときは奥さんと一緒にお店に立っていたそうです。

 

定年の挨拶では、

「これからはのんびりと喫茶店のマスターをやりますので、たまに顔を出してくださいね」

 

なんて笑いながら話していたっけ。

 

もう、20年も前の話です。

 

当然、当時は副業禁止。

 

本当なら、会社から厳重注意か解雇になってもおかしくなかったのかも。

 

でも、仲間の社員はみんな、そのベテラン社員が喫茶店を経営していることは知っていましたが、あくまでも『奥さんが経営』していることにしていましたし、仲がいい人は時々コーヒーを飲みにいっていたくらい誰も怒ったり注意することはなかったはずです。

 

当時はまだ、社員はみんな家族のような仲間意識があったから、仕事に支障がない限りおおらかだったんですよね。

 

もしかすると、喫茶店文化が根付いている名古屋に限るかもしれないけど、喫茶店のような居場所を提供する商売って、やり方をしっかりと考えれば副業・兼業に向いているのかもしれないですね。

 

 

まとめとして現在、仕事で悩んでいる人へ

問いかけるトラやん

 

ぼくはね、こう思うんですよ。

 

冒頭でも言いましたが、

10年以上、会社を支えるためにがんばれたアラフォー世代の会社員なら、本書の方法を参考にして新しい事を始めるのはそれほど難しくないんじゃないかな?

 

別に、会社を辞める必要はないじゃないですか。

 

1年間で飲み代に使っている金額や、自動車を買い換えるのを1年伸ばすことで手元に残るお金があれば、チャレンジできるんじゃないかな?

 

という柔軟な発想で、本書を手にとってみてください。

 

あなたの中にも、きっと希望が湧いて来ると思います!

 

 

 

しょぼい喫茶店の本

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しょぼい起業で生きていく

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初投稿:2019.5.5

追記:2019.5.8