こんにちは。
ジャッキー・チェンは、日本人には好きな人が多いですよね。
個人的には、ポリスストーリーやプロジェクトAより酔拳のイメージが強いかな。
出川哲朗さんが内村光良さんを「チェン」と呼ぶのも、内村さんがジャッキー・チェンを好きだからですよね、確か。
子供の頃は、ジャッキーが突きや蹴りをするたびに、
「ボッ!ボッ!ボボッ!」
って音がするのが不思議で、どれくらい早く強く動けばあんな音がするのか?とテレビの前で真似をしたものです。
いやいや、私と同世代の男子はみんなやったでしょ?
北斗の拳の「北斗百裂拳」みたいにいっぱい拳の残像が残る突きをしたくて、必死に空を突いたでしょう?
そんな夢見がちな少年たちにとって、ジャッキー・チェンは生身の強さを体現するアジアのスーパースターでしたし、現在も最高のアクション俳優として大スターです。
近年は、ちょっと失言王なところもあるようですがね^^;
さて、今回紹介する本
愛してポーポー
ですが、タイトルのインパクト強すぎですよね。
まるで、ジャッキーの「ボッ!ボッ!」が聞こえてくるようなインパクトです。
古本屋で目に入った時、このインパクトだけで手が伸びちゃいましたもん。
この本の編集者、やるなあと思わず唸ってしまいました。
でも、このポーポーはただのノリでつけたわけではなく、ちゃんとした理由があるんですよ。
動画でもお話したので詳細はそちらに譲りますが、ポーポーはジャッキー・チェンが産まれた時に、ご両親がつけた愛称なんですよ。
とにかくジャッキーは産まれた時に大きな子だったんですって。
5.7キロ!?だったそうですが、お母さんのお腹に12ヶ月いたらしいんです。
それって通常の予定日より2ヶ月も遅いってことですよねえ。
やっぱりスターは規格外のエピソードを持っていますね。
出版されたのは1984年。
いつもおんぶに抱っこで申し訳ないですが、「年代流行」さんを参考にさせていただきながら、その年の出来事を調べてみました。
グリコ・森永事件が起きた年ですね。
現在では復興のシンボルのようになっている三陸鉄道が開業したのもこの年だそうです。
禁煙パイポにカラムーチョ。
流行語には、ピーターパン症候群が入っていますねえ。
いつまでも少年の心を忘れたくない私としては、なかなか耳の痛い流行語です。
あ、ピーターパン症候群って見方によっては今年の流行語「忖度」の対義語ですね。
なんか偶然ではない気がするので、みんなでもう一度「ピーターパン症候群」を流行らせましょう。
って、話がずれました。
ん~~、他にはテレビドラマで、
不良少女と呼ばれて
が流行っていますね。
まあ、香港映画を日本の時代背景と比較するのも無理があるのですが、時代的にはバブル前夜、まだまだ日本が真っ当な時代だったのかもしれませんね。
この本は自伝なんですが、これも時代の影響なのかなあ。
なんだか明るいんですよ。
今、ジャッキー・チェンの自伝が出るのなら、スターになるまでの下積みの頃は苦労話になるだろうし、スターになってからも光と陰みたいな少し重厚感のある文章スタイルになると思うのですが、この本はアイドルのファンブック的な側面もあったんでしょうね。恋愛のアドバイスのような、軽いノリが随所に見られて面白いんですよ。
動画で見せていますが、裏表紙の写真も時代を感じられて秀逸です。
久しぶりにあの頃の香港映画、観たくなりました。