ストレイバード はぐれ鳥の止まり木

社会のはぐれ鳥 ストレイバードのブログです。主に昭和レトロで微妙な本、珍本、奇本を中心に紹介しています。

高円寺の静寂空間[アール座読書館]で自分を見つめる時間を過ごす

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前から気になっていた、東京は高円寺にあるブックカフェ、

アール座読書館へ行ってきました。

 

アール座読書館は、ブックカフェ好きなら一度は訪れてみたいお店の上位ランカーじゃないですか?

 

いや、もしかしたら、伝説の歌番組『ザ・ベストテン』のルビーの指環的な存在かもしれません!

 

 

・・・・言い過ぎ?

 

 

とにかく、噂では店内は私語厳禁と伝え聞いている店内の様子や居心地など興味津々で訪れた時の感想と、静かな空間の大切さについて書いていきます。

 

ちなみに、アール座読書館に初めて訪れた2016年11月の情報をもとに書いていますので、現在は外観やサービス内容が若干異なるかもしれません。

そこのところは、広い心でご了承くださいね。

 

 

 

 

 

ちょっと休憩するにしては京都くらい遠い高円寺

 

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アール座読書館へ行く前に、東京ビッグサイトで楽器フェアを見学していたんです。

 

楽器はまったく弾けないのですが、展示会が好きなぼくとしては一度は行ってみたかった催し物の一つだったんですよ。

 

その楽器フェアの感想は別の記事に譲るとして、

 

とにかく、3時間ほどかけてぐるぐると会場を回り足が棒になったところで、こう思ったんですよ。

 

 

「そうだ 喫茶店、行こう。」

 

 

でも、せっかくならドトールやスターバックスのような名古屋にもあるカフェではなく、読書好きの聖地のような場所で休憩したかったんです。

 

そこで、以前から興味のあったアール座読書館へ向かうことにしました。

 

とはいえ、東京ビッグサイトから高円寺へ行くには約1時間かかりましたけど。

 

約1時間って、新幹線を使えば名古屋から京都までいけますけど?

 

ちょっと休憩というには、お店までの移動でさらにHP削られましたけど?

 

 

でも、噂では店内は私語厳禁というくらい静かな環境だそうで、

 

「そこまで読書をすることに特化した喫茶店とは、一体どんなところなんだ??」

 

って興味津々だったんですよねー。

 

 

アール座読書館はこんなところにあります

 

 

さて、初めての高円寺、商店街の場所すらわからずしばらく迷ってしまいましたが、最近のiPhoneくんはホントに優秀!

 

ちゃんとお店の前まで案内してくれ、無事到着できました。

 

iPhoneくん、もう手放せないですね。

 

r-books.jugem.jp

 

 

アール座読書館の入り口と店内の様子

 

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さて、お店は小路を少し入ったところにある建物の2階にあるのですが、お店の入り口扉を見ると一瞬、「今日は開いてないのかな?」って戸惑うくらいシンプル。

というか、そっけない。

 

でも、戸惑いつつその扉を開けると、店内は程よいレトロ感とリラックスして読書ができるように配慮された優しい空間が広がっていました。

 

まあ、広がっていると言っても店内はそれほど広くはなく、席数もそれほど多いわけではありません。

 

というのも、全ての席ではないですが、基本的に1~2人が並んで座れる椅子の前に水槽があったりして、一人で入りやすく、一人の世界に没入しやすい空間になっているんですよ。

 

そこで店内の本棚にある本を読んでもいいですし、自分で持ち込んだ本を読んでもいい感じです。

 

最初、本棚を見たときはそれほど多くないなあと思ったのですが、個人的にブックカフェへ行った時には自分で持っている本をじっくり読みたい派なので、読書を目的とした喫茶店でむしろ遠慮なく自分の本を読めるのはありがたいですよ。

 

 

で、ぼくのアール座読書館の評価を生意気ではありますが申しますと~、

 

 

 

 

居心地よくて最高!!

 

 

 

 

喫茶店と本はワンセットという発想のぼくとしては、ほかの席で繰り広げられる、おばさまたちやサラリーマンたちの、会話という名の悪口や不景気バナシの大騒音が一切ない空間は、本当にありがたいと思います。

 

 

注文するときも、ぼくが過剰に意識しすぎたのかもしれませんが、ヒソヒソ声でお願いしました。

 

でも、それくらい気を使いながら静かな空間を維持するのがまた、本に没頭する体制を作れるような気がしていいんですよね。

 

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ちなみに、どうしてこんな特殊な空間が維持できるのかな?

とも考えてみたんですよ。

 

ぼくが感じたのは、東京都外に住むものにとっては、高円寺っていう場所はライトとサブの入り乱れた文化の街のイメージがあるように見えるんですけど、そういう多彩な文化に寛容な街だからこそ存在し続けられるお店なのかな?とも思いました。

 

 

人はたまに、静かな空間を必要とする生き物

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余談ですけど、現代人はみんな、たまには静かな空間で、心の中で自分と会話する時間が必要です。

 

ただ、「自分と会話をしろ」と言われたって、一体どうしたらいいの?

と思う人がほとんどでしょうね。

 

そういうときにこそ、本屋やブックカフェの本棚から、その時の自分が引き寄せられた一冊を手に取り、一人静かにその本と向き合えばいいんですよ。

 

自分が引き寄せられた本を、ほんの1時間読んでみれば、あなたの心の琴線に触れる言葉やフレーズに出会えるはずです。

 

 

アール座図書館をさらに知るのにぴったりな記事

 

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BiSHって知ってますか?

楽器を持たないパンクバンドとして、パワフルなライブをするガールズグループです。

 

そのメンバーのモモコグミカンパニーは、自分でも本を執筆するくらいの読書好きです。

 

 

そんな彼女の連載で、アール座読書館の店長と対談したものがあって、それを読むとアール座読書館のコンセプトなどがよくわかると思います。

 

rollingstonejapan.com 

 

まとめとして

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アール座読書館は、静かに本と向き合いたい人にとって最高の喫茶店でした。

 

読書を愛する人なら、東京へ行ったときは少し足を伸ばしてみる価値のあるお店だと思います。

 

 

あなたは、どんなカフェがくつろげますか?

 

 

ちなみに、お店の本棚にあった本で、ぼくが読んだのはこちらです。

 

壁を破る言葉

 

 

 

straybird.hatenablog.com

 

初投稿:2016.11.7アメブロにて

追記日:2019.3.18

 

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