ストレイバード はぐれ鳥の止まり木

瀬戸市の読書コミュニティスペース ストレイバードの日記です。主に昭和の微妙な本、珍本、奇本を中心に紹介しています。

岐阜のブックカフェで、ちいさなちいさな王様と出会いました。

所用で岐阜へ行った時にブックカフェを見つけ、

そこでコーヒーをいただくことにしました。

 

喫茶ヨジハン文庫

 

というそのカフェは、外観は一昔前にどこの街でも見かけたちいさな本屋の佇まいで、それが逆に目を引きます。

 

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いやはや、この外観は羨ましい。

 

 

見つけたと言いましたが、訪れるのは実は2回目。

 

前回は夏の暑い日で、容赦なく降り注ぐ日差しにたまらずエスケープしたのがこのカフェでした。

 

店内がいい意味でこぢんまりとしていて、居心地がいいんですよ。

 

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今回は、ほうじ茶シフォンケーキのセットを注文し、店内の本を眺めていた時に私を呼び寄せたのが、でっぷりと貫禄のあるこの王様でした。

 

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ちいさなちいさな王様の世界では、赤ちゃんとして産まれてくるのではないんだそうで。

 

ある日、ベッドの中で目を覚ますことから始まるんですって。

 

そして、目を覚ました瞬間から自分がどこで何をするのかがわかっていて、身長はその時が一番大きいんですって。

 

毎日を過ごしていくうちに、だんだん体が小さくなっていって、ある日みんなが探しても見つからないくらい小さくなると、その人はいなくなったことになるんですって。

 

この物語に出てくる王様は、クマのグミが大好物で、いつも自分の体の半分くらいの大きさの組を両手で抱えながらかぶりついてるんですよ。

 

そんな王様は、主人公の僕の前にいつも気まぐれに現れては、色々と喋ったかと思うと、これまた唐突に本棚の隙間から帰っていってしまうんですよ。

 

主人公は会社員で、仕事で悩んでいたりすると枕元にこの王様が現れては、クマのグミにかぶりつきつつおしゃべりに興じるんですねえ。

 

でも、この王様、人間の可能性について思わず考えせられるような良いことを仰られるのですよ。

 

それは本当のことなの?

 

まずは試してみたら?

 

ってね。

 

 

 

そんな「ちいさなちいさな王様」の物語は、南ドイツ新聞に連載されていたんですって。

 

こんな小洒落た物語が新聞で読めるなんて、ドイツは粋ですよね。

 

日本の新聞に載っている小説なんて、格式張っておじいさんになってからしか読む気がしないですもん。

 

いや、その頃には新聞なんてないのかもしれないけど。

 

 

 

 

 

 

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