出版は昭和55年ですって。
昭和55年というと、ワタシはまだ6歳ですねえ。
昭和55年の出来事を調べてみますと~・・・
ウォシュレットもですねえ。
流行語に、とらばーゆ、ぶりっ子が入ってますねえ。
ヒット曲は、もんた&ブラザーズのダンシングオールナイト。
お!クリスタルキングの大都会に、シャネルズのランナウェイも入ってる!
マッドマックスも入ってますね。
ジョンレノンの銃殺事件もかあ。
わはは!選んだもののほとんどが当時のランキング1位になっていないものばかりなのは、ワタシの趣味が偏っている証拠ですね。
当時6歳なので、直接記憶のあるのはゲームウォッチくらいです。
竹の子族は、テレビをつけると毎日のように、竹下通りで派手な格好して、一昔前で例えるとパラパラダンスのようなのをみんなで踊っている若者の姿が流れていましたけど、名古屋っ子なワタシは直接見たことはなかったんじゃないかなあ。
竹の子族って、名古屋にもいましたか?
ユニセックスって、男性・女性関係なく身につけられる衣服であったり髪型などのファッションで使われる言葉ですよね。
これが流行ということは、日本では昭和55年前後から女性の社会進出を大きく後押しするキャンペーンが張られたんでしょうね。
アノアノも、女子大生2人が編集という形式をとっているのですが、
「これからの女性は、性に関しても隠さずあけすけに語っていこう!」
みたいなノリも、女性の既存のイメージを壊して、女性は強いというイメージに書き換えていく手段の一つだったんじゃないかな。
ちょっと調べてみたら、
アノアノはアンアンのノンノを合わせたネーミング
だったんですって。
http://mura.hiden.jp/anoano.html
しかも当時30万部も売れて、
女子大生ブームの火付け役に!
さすがは、スーパー・ギャルの告白メッセージ!
秋元康氏がテレビ朝日で再度、女子大生ブームを起こそうとしているようですけど、アノアノも復刊させればいいのにね。
ワタシは以前、印刷会社で技術開発部門にいたせいもあり、昭和の印刷物がかなり好きなんですよ。
このアノアノの表紙も、肌の質感がグッとくるんですよね。
皆さんもご存知かと思いますけど、印刷ってアイ、アカ、キ、墨の4色の網点を掛け合わせて色を表現しているんですが、昔の印刷物って印刷をするための4色分の版が微妙にズレていることがあって、個人的にはズレている部分に印刷の味を感じるんですよね。
もちろん、自分が印刷会社にいた頃にそんな印刷物を出荷するなんて、技術的に未熟な会社ということになってしまうので絶対に許せないことでしたよ?
でも、近年の印刷機械の精度に比べれば、当時の印刷機械は大きな差はないにしても完全に人力で見当合わせしていたでしょうし、室内環境の管理方法を含めまだまだ試行錯誤だったであろう頃のオペレーターさんの苦労を想像すると、見当ズレしている印刷物が愛おしく感じるんですよね。
おっと、話がズレました。
印刷の品質以外にも、当時のイラストや見出し文も魅力的ですよね~。
こういうイラストの方がオシャレな感じがするのですが、こういうテイスト、最近あまり見かけなくないですか?
時代を感じる表現もいいですよね。
デートではなく、デイトですよ?
それにしてもこの「進歩ないぜよ」という語尾、最近では武田鉄矢からしか聞いたことがないぜよ。
いいなあ、昭和の雑多感。
また、昭和の雑誌を探す旅に出たくなりました。