ストレイバード はぐれ鳥の止まり木

社会のはぐれ鳥 ストレイバードのブログです。主に昭和レトロで微妙な本、珍本、奇本を中心に紹介しています。

仕事に悩んでいる人に希望が湧く1冊[しょぼい喫茶店の本]

最近、様々なメディアでアラフォーのことを就職氷河期世代とやたらと強調したり、政府が人生再設計第一世代なんていう完全にアラフォーを失敗した世代と決めつけたような名称をつけたことににカチンときているせいか、 新しいチャレンジ、現代だからできる仕…

尻で仲間の道まで切り開いた人の本[グラビアアイドルの仕事論]

著者の倉持由香さんは、グラビアの世界では尻職人として有名な方ですよね。 いろんな雑誌やテレビでよく見かけますが、やっぱりツイッターで知っている人が非常に多いんじゃないでしょうか? このブログを見てくださっている方の中にも、「フォローしている…

アラフォー以上の世代にこそ読んでほしい1冊[無駄なことを続けるために]

この数年、新しい働き方について書かれた本が増えましたね。 本書はその中でも、いかにも若い人の稼ぎ方だな、と思われがちな1冊なのですが、読んでみると若い人向けの自己啓発書というより、アラフォー以上の世代こそ頭の中をアップデートするために読んで…

信長の実像に迫る良書[ルイス・フロイスが見た異聞・織田信長]

織田信長は、言わずと知れた日本史上最強レベルの超カリスマですが、真の姿がどれだけ伝わっているのか疑問の残る人物の一人ですよね。 だからこそ、漫画やアニメで様々な姿に描かれるんでしょうね。 近年になって、信長の実像を描こうとした著作をパラパラ…

プロレスラーに理想を見た!青木真也著[ストロング本能]を読んで

ぼくのような、団塊ジュニア世代と呼ばれる40代にとって、プロレスラーは強さの象徴みたいなところがあります。 アントニオ猪木や長州力、天龍といったプロレスラーはもちろんですが、小学生当時に大ヒットしたキン肉マンの影響が大きかったんですよね。 だ…

沖縄復帰から1年後の世情を感じられる1冊[オキナワグラフ1973年7月号]

沖縄の古本屋で見つけた本を紹介します。 ぼくは、昭和に出版された本が好きなんですよ。 昭和の本を読んでいると、当時の流行していたものとか言い回しから当時の時代背景が透けて見える気がして、ノスタルジックな気持ちになるんですよね。 もちろんそれは…

高円寺の静寂空間[アール座読書館]で自分を見つめる時間を過ごす

前から気になっていた、東京は高円寺にあるブックカフェ、 アール座読書館へ行ってきました。 アール座読書館は、ブックカフェ好きなら一度は訪れてみたいお店の上位ランカーじゃないですか? いや、もしかしたら、伝説の歌番組『ザ・ベストテン』のルビーの…

沖縄本が好きな人が一度は行きたい古本屋BOOKSじのん

沖縄本好きあこがれの古本屋に行ってきました! ぼくのブログを読んでくださっている方は、なんとなく気づかれているかもしれませんが、ぼくは沖縄本が好きなジャンルの1つなんです。 沖縄には、沖縄独自の出版文化があって、本土にではなかなか見かけるこ…

脳を解放することは人が呪縛から解放されること[フランスの天才学者が教える脳の秘密]

表紙を開くと、まずこの一文がお出迎えです。 「汝の人間性が命じるものに従え、他者の賛美を求めるな。自ら法を作り、それに従う者が真に気高く生き、誇らしく死ぬ。他の人生は生ける屍、亡霊だけが住む世界だ」 リチャード・フランシス・バートン『ヤズド…

『琉球の花街 辻とじゅりの物語』からレトロブームのその先ついて考えた。

この本を読むまで誤解してました。 沖縄の『辻』という街を。 辻と侏儷の物語―琉球の花街 (がじゅまるブックス) 著者:浅香怜子 発行所:榕樹書林 発行:2014年2月20日 じゅりの漢字について 現在の辻について どんな場所だったのか? 琉球文化はどのように…